ガラスお役立ち情報

ガラスの修理やガラスに関する知識を深めるサイト

強化ガラスについて

 

強化ガラスは衝撃耐性に優れた特殊なガラスです。

建物などで使用している一般的な板硝子と比べて3倍から6倍の強度をもっています。様々なガラスメーカーから色々な商品名で強化ガラスが発売されていますが、大まかな性能はほとんどいっしょだと思います。

普通の板硝子は割れてしまうとその衝撃の強さにもよりますが、大小さまざまな破片となり、思っている以上な距離を飛散します。また割れたガラスの先は鋭利な刃物といっても過言ではありません。飛散した勢いとともにガラスに触れると大きな怪我をおってしまうことになるでしょう。

強化ガラスは、割れた場合破片が粒状になりますので割れたガラスでの怪我を負う心配が非常に少なくなります。この特徴から、特に安全性を重視したい車両のガラス、学校のガラス、高層ビルのガラスなどに使用されています。割れにくく、また、万が一割れても安全という高機能なガラスです。

また、割れにくいという点から防犯性も高いと思われがちですが、一定の衝撃を受けるとガラス内部の内側に引っ張る力が作用するため、簡単に割れてしまいます。また、破片も粉々になるため侵入しやすくなり、防犯にはあまりおすすめできないガラスと言えます。